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緑や水が豊かな自然、その風土を活かした特産物、刃物を中心としたものづくり、刀鍛冶や鵜飼いなど脈々と受け継がれている歴史や伝統、それらから根付いた文化、そして人間味あふれる人々・・・。関市の魅力を語ればきりがありません。これらの魅力がいっぱい詰まった関市で私は生まれ育ちこのまちを愛しています。生きている限りこのまちを大切にしていきたいと思っているからこそ、私は(社)関青年会議所に身を置き、まちづくり運動を行っています。
1957年、関市の若者たちが結集し「私達青年は次代を担うもの」という趣意のもと、(社)関青年会議所が設立されました。53年が経った今も「トレーニング・サービス・フレンドシップ」という三信条を柱とした当時の若者たちの熱き想いは脈々と受け継がれ、「明るい豊かな社会」の実現を目指す我々は、時代に即した運動を行っております。私はこの運動の先にあるまちの未来像を想う時、人々はまちに愛着や誇りを抱き、夢や希望で満ちあふれ、そして思いやりの心で支え合っている光景が目に浮かびます。その様な人々の表情は、笑顔であふれていることでしょう。
(社)関青年会議所の堅い絆で結ばれた私達が、まず率先してそんな未来を創り出していこうではありませんか。JC運動を通した私たち青年の熱き想いが、関市で暮らす人々の笑顔となって広がっていくに違いありません。
関市は様々な環境の中で人々が暮らしており、その価値観も多様化しています。そのような状況において、私たちが明るい豊かな社会の実現を目指すには、まずは相手を知ることが重要であり、関市の様々な人たちと多くの接点を持つことが大切だと考えます。まちづくりを標榜している私たちが、そのような場をつくり積極的に交流をしていきましょう。そして交流を通して相手の立場を理解し、思いやりの心でお互い支え合うことで、関市で暮らす同じ市民としての絆も強くなっていきます。この取り組みが私たちの使命であり、笑顔あふれるまちへの大きな一歩であると考えます。さらに交流を通した人と人との触れあいは、自分自身の視野を広め、自分自身を成長させてくれることでしょう。そこには、知っているようで知らない新たな発見があるはずです。2002年に特別支援学校の生徒と一緒にあんどん御輿を担いだ関まつりは、私自身の中でまちづくりに対して大きな転機となった事業であります。その時私が見た生徒たちの無邪気な笑顔は、関市中を笑顔あふれるまちにしたいという私自身の夢が膨らんだ瞬間でありました。まちづくりを志す私たちが自らの枠から飛び出して、笑顔あふれるまちを描いていこうではありませんか。
世界的な経済不況は私たちの地域経済にも大きな影を落としています。この地域で生活している私たちは、この経済不況が外部に起因するものであっても、自分たちの力でこの地域の経済を発展させていかなければなりません。むしろ他の地域とは違う地の利を活かした特色ある経済発展を推し進め、世界経済の影響に左右されない強い地域経済を作り上げるのが理想ではないでしょうか。そのためには地域経済を支える私たちの企業においても、地域に根ざした特徴ある企業として成長する必要があると感じています。江戸時代の近江商人が永続的な繁栄をもたらす心得として「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の精神があります。この精神に基づいて地域の発展に寄与できるような企業へと成長していくことが大切です。そのような経営哲学のもと、自社を見つめ直し将来の展望を構築し、他の企業にはない強みを自社の武器として研鑽していきましょう。地域に根ざした特徴ある企業が数多く成長していくことで、特色ある経済発展へと結びついていくと思います。そのようなまちは、外部から見ても魅力的なまちとして映るに違いありません。地域の発展を願う私たち青年が、自由な発想でこの地域の経済発展の原動力となりましょう。
今の私たちの生活は安全で快適な環境の中で暮らせるようになっています。豊かさを享受する一方で、将来における不安は数えればきりがありません。これからの時代を生きる子どもたちには、どんな境遇に遭おうとも前向きに生きるたくましさを身につけて欲しいと願っています。目の前の困難なことに対して、あきらめない強い心や周囲の人たちと協力しながら克服していく力は、子どもたちの糧となり、人生を明るく照らしていくでしょう。子どもたちはまちの宝物であり、次代を担う自立した大人へと導いていくことが大人の役割です。教育が親や学校だけでなく地域の大人の役割が問われている今、私たちが率先して子どもたちと向き合い、たくましく生きられるように導いていきましょう。
また青少年育成事業の大きな柱であるわんぱく相撲関場所は、今年第25回を迎えます。今日まで継続しているのは、この事業が地域から求められているからに他ありません。今年第25回目を迎えるにあたり、(社)関青年会議所のこの誇れる事業を通して、子ども一人ひとりが輝ける大会にしましょう。
会員の減少に対して、メンバーの誰もが危機感を持っていますが、これといった打開策を見いだせないのが現状ではないでしょうか。私は会員拡大に秘策などはないと思います。私たちの団体は、私たちの理想とする社会を築き上げようとしている20~40歳の青年の集まりであり、その会員拡大とは、単に団体の存続のためだけでなく、関市の未来について共に語り合い、お互い汗水流す同志を増やしていく事であります。つまり会員拡大とは、まちづくりそのものなのです。性別や職種などにとらわれず、同世代の青年たちに(社)関青年会議所の魅力や、「一緒にまちづくりをしよう」という気持ちを伝えていくことが大切です。JC運動に汗をかいているあなたの姿が、その魅力を語っているあなたの笑顔が、相手の心を惹き付け入会への決め手となることでしょう。そして同時に関市の様々な青年たちが入会しやすい環境について考えていく必要もあります。周囲の意見を真摯に受け止め、メンバー間で共有しながら、関市の様々な青年たちが入会しやすい環境作りを考えていきましょう。今まさに関市の未来をつくる同志を増やすための「本気」と、入会しやすい環境作りへの「知恵」を出す時がやって来たのです。
(社)関青年会議所は設立当初から公益性の高い団体でありますが、制度改革に伴い公益社団法人もしくは一般社団法人のいずれかを選択せねばなりません。しかし公益性がより厳しく求められている現状において、財務諸表の精度向上や法令遵守など、透明性やより公益性を高めていく取り組みはいずれを選択するにしても必要不可欠であります。私たちはまちづくり団体としての存在意義をしっかり見据えた上で、広い視野を持って(社)関青年会議所らしく、人やまちに笑顔あふれる事業を展開していきましょう。
(社)関青年会議所は、関市を愛する青年たちが集い、夢や希望に満ちた未来を創造していく団体であります。ここでの未来とは、「まちの未来」であり、「自分自身の未来」でもあります。そして私たちは他の誰でもない自らの意思でまちづくりを行っている団体であります。まちづくりに本気を出し、自分の力を出し切ることで、成長した新しい自分に出会うことが出来るのです。さらに私たちには志を同じくする者同士の堅い絆があり、その絆が自分の可能性を引き出す勇気を与えてくれます。共に手を取り合って未知の世界に踏み出そうではありませんか。そこには新しい自分が「笑顔」で迎えてくれることでしょう。